tykmen’s diary

Laugh at life

想像力

 

バイト帰り、いつもなら全く混んでいない有楽町線が今日は超満員だ。

 

まるでソールドアウトのライブハウスみたいだ。

 

主要駅に着けば人は流れ、またそしてなだれ込む。

 

まるで、何かに焦っているかのようだ。

 

 

金曜夜で明日は台風がやってくる。何もすることがない大人達は飲み明かし、最後の晩餐を楽しむかのように笑顔だ。

 

 

しかし、こんな所で終わってはたまるか。

 

 

俺は、12日の全感覚祭、そして14日のKen Band×カントリー×ENTHのふたつのライブが無くなった。

 

2つ目は台風とは訳が違うから仕方ないが、全感覚祭は完全に台風にやられた。

 

 

フードフリー、エントランスフリーという異様なイベントは、全てをボランティア及びカンパで賄っている。

 

土地も1から草刈りをし、インフラを整え、食を手配する。

 

そして、最高の全感覚を研ぎ澄ませることが出来る演者が集まってるイベントだと踏んでいる。

 

 

間違いなく1年の中で最も楽しみにしていたライブふたつが一斉にして消えてしまった。

 

 

台風の馬鹿野郎。

 

 

おかげで元気も消えてしまい、彼女には心配され最寄り駅まで来てもらったりバイト先の近くまで送って貰ったりする始末だ。

 

 

全てを理解してくれて、気をつかってくれて、支えてくれることに感謝したい。

 

 

 

俺達が信じているバンドはまだ終わっちゃいないよ。

 

全感覚を研ぎ澄まして、想像力を働かせて、まだまだ進むんだ。まだまだ旅は続くんだ。全てはこれから。

 

急遽行われるイベントはオールナイトで未成年の俺は参加出来ない。

 

 

萌芽を摘んで、いつの日か、蕾になり、立派な花が咲き、実になりますようにと。

 

行けないながらも、2000円というこれっぽっちの金額ではあるが寄付させていただいた。

 

 

なんの足しにもならないだろうけど。

 

 

 

そんなことはこれっぽっちも思わない。

 

 

何かの足しに必ずしてくれ。

 

そして、これからの未来を壊さないように、色々なものを守り続けて、作り続けて、想像して、創造していけるように。

 

 

GEZANに出会えてよかった。次は必ずライブを見に行く。

 

 

悲しさはもうとっぱらった。

 

あとは自分次第、台風に備え、やるべき事をやり、楽しいことが実行できるように願い、

 

 

 

そして、甚大な被害が出ないことを祈るしかない。

 

 

大切な人、場所、物、何も無くなりませんように。

 

 

信じるしかないんだ。

 

 

無理は禁物。この台風は無理が祟ったこの世界で生まれてしまったものだから。

 

作り上げてしまった以上はそれに立ち向かって勝つ力が必要だ。

 

 

 

「凄い、こんなすごいイベントがあるなんて」

「絶対こんなこと普通の人じゃできないよ」

 

 

非日常空間を、他から不思議と思われてしまうような平和な幸福な空間を、

 

当たり前にしていかないといけない。

 

 

 

 

 

腐ったこの世界を叩き直すのは、今の偉い人達じゃない。

 

今何かを掴もうとしている人達と、これから成長する俺達だ。

 

想像力を働かせろ。立ち止まるな。